テンション
テンション
テンションとは「緊張」という意味ですが、JAZZの歴史の中で発展し、使用方法が確立された音づかいです。
たとえば、Dm7は、D、F、A、Cと押さえますが、これにEを加えると、Dm7にテンションノート(音)のナインス(9番目の音という意味)を加えた和音になります。
テンションノートの入れ方は理論的に確立されていて、どの場面でどの音が使えるかは明確になっています。
ただ、私は教会のワーシップソングで使用するのは、ここで紹介する3つを覚えれば十分だと思います。(JAZZを演奏するわけではないので)
どれを、どこで使うかは、好みの問題です。
ですが、テンションは、私が思うには「わさび」や「タバスコ」のような香辛料の類で、控えめに、場所をわきまえて使うことが肝心かと思います。
使わなくても問題はないですが、上手に使えば、効きます。
ひとつ目は、トゥーファイブの場面で使います。
上記の通り、手の形で覚えてしまうのが一番です。
二つ目は、マイナーセブンスのときの押さえ方です。
ここも、Dm7→G7→Cのトゥーファイブなのですが、ひとつ目とは異なり、密集したハーモニーになっています。
このように押さえ方ひとつで、響きがまったく変わってくることに注目して下さい。
三つ目は、セブンスコードで使います。
これは、いつでも使えるわけではありませんが、この例のように上手に使えば、グッと味わい深くなります。
テンションを使ったときと使わなかったときでは、どのように違うか、下記を聴き比べて下さい。