シンプルに伴奏するには
シンプルに伴奏するには
シンプルにコード伴奏する方法をご紹介します。
上記の譜面です。
まず、ゆっくりから始めて下さい。
シンプルですが、とてもきれいに響きます。
内声の動きを確認しながら弾いてみて下さい。
これまで右手でコードとメロディを、左手でベースを弾く、と申しましたが、右手でメロディをなぞりながら和音を押さえるのは、すぐには難しいかもしれません。
そこで、メロディのことはいったん考えから外して、右手で和音を、左手でベースを弾いてみます。
その際、ポイントは2つあります。
①メロディラインよりも高い音を(基本的には)使わない。
②コードが変わるとき、できるだけ近い範囲で行う。
さらに速いテンポの曲の場合は、もう2つポイントが加わります。
①8ビートの場合、1拍目と、2拍目のウラにアクセントを入れる。
②できれば、右手と左手を別々のリズムで弾けるように。
特に②の右手と左手のコンビネーションができるようになると、飛躍的にノリが変わりますので、ぜひ練習してみて下さい。
サイトをご覧になった方からのリクエストで「我らの主に向かって」を取り上げました。
この曲は16ビートですので、「ジーザス・イズ・アライヴ」とはアクセントの位置が異なります。
1拍目と、2拍目と、2拍目の16分のウラ、です。
まずはこのタイミングで、しっかりコードを弾けるよう練習することです。
次に紹介したのが「右手と左手のコンビネーション」です。
これは「とりあえず伴奏する」という範囲を超えてしまいましたが、この方法で練習すれば必ずできるようになります。努力しただけの価値はあるテクニックなので、ぜひ取り組んでみて下さい。
必ずメトロノームに合わせて、片手ずつ、ゆっくりから始めて、そして両手を合わせてゆく。きわめてオーソドックスな練習方法です。
ここで大事な点は、16ビートの「ノリ」というか「グルーヴ感」を生み出せているか、ということです。
なので、弾くばかりでなく、自分の演奏を録音して、聞き直してみることも大切です。
さらに、コードチェンジがリズム感を生み出すことや、グレイスノート(黒鍵を引っかけて弾く手法)を紹介しました。
後半は、やや高度な話になってしまいましたが、正しく練習すれば、必ずできるようになります。
ぜひ、挑戦してみて下さい!