エンディング
エンディング
ターンアラウンド
非常に良く使うパターンで、最後の部分を繰り返します。(ターンアラウンドと言います)
ここでは「主よ、栄光を受けたまえ」(KeyはBb)を例に挙げています。
最後のフレーズ「~栄光の主よ」という部分はⅡm7-Ⅴ7-Ⅰ(トゥーファイブ)です。
このとき1回目のあと、2回目に移るときは、Bb→Ab→G7→Bdimというコード進行。
2回目から3回目に移るときは、Bb→D7→G7→Bdimとしました。(2回同じことを繰り返すのを避けるため)
最後の部分を繰り返すと、歌う側・聴く側共に「あぁ、終わるんだなぁ」ということが伝わって、盛り上がって終えることができるので、リードの仕方として有効だと思います。
アメイジング・グレイス
上記はご存知「Amazing Grace」です。
イントロのあと、キャフィー・オースティン(推薦教材参照)が「シグニチャ」と呼んでいる「お決まりのパターン」を弾いています。
これは簡単で、ゴスペルらしい雰囲気が出るので、覚えておくと良いと思います。(下記)
下記は、エンディングでⅠ-Ⅳ-ⅠとⅠ7-Ⅳ7-Ⅰ7を比較しています。
違いは聴いて頂いた通りです。
「和音の特徴を知ろう」でも述べましたが、セブンスはブルース調の響きがします。
ただ、いずれにしてもⅠ-Ⅳ-Ⅰは重要なコード進行です。
エンディングでも使えますし、Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳと繰り返せばイントロにもなります。
Ⅰ7-Ⅳ7-Ⅰ7の代わりに、Ⅰ7-Ⅰ#dim-Ⅰ7というのも使えます。(下記)
これもゴスペルで良く使われるコード進行です。
ゴスペルで、曲が終わった後も、しばらく余韻を引っ張ったり、プリーチ(直訳は「説教」。しゃべり(絶叫?)と演奏が掛け合いながら続く、あれ、です。)のときにも使われます。
覚えておくと便利です。
下記は、ラニー・ラッカーさんに教えて頂きました。
これも、覚えておくと、とっても便利です。
ファ・ミ・ド・ソ・ファ・ミ・ド・・・・・
非常に良く使われるパターンですね。
続いてブルースのエンディングを紹介します。
このコード進行は、C→Bb/E→F→F#dim→G→F7→C7です。KeyはCです。
次も非常に良く使うパターンですが、最後の和音が特徴です。
Cの上にDを重ねています。これをリディアン(スケール)と言います。(ビデオの中で私は「ドリアン」と言っていますが、これはリディアンの誤りです。すみません、、、。)
勿論どのKeyでも使えます。下記は「He Keeps Me Singing」のエンディングです。
下記はジャズで使われるエンディングですね。
ビデオで私は「最後の音がトニックのとき・・云々・・・」と言っていますが、これは言い間違いで、最後の和音がトニックで終わる曲で、なおかつ、最後の音が高いほうのルート音のとき、使えるエンディングです。
これのミソは、その最後の音が、Ⅰ#maj7のトップの音と同じというところにあります。
KeyがCなら、C音はC#maj7のメジャーセブンスの音になります。
このとき、いきなりCで終わらずに、C#maj7をガーンと弾いて、そして最後Cmaj7で終わると、こんな風になります。